俺の始まりの記憶、それは砂のジャリジャリとした感触と、燦煌と光る月光だった。
 俺には記憶が無い。厳密に言えば、ここキヴォトスに来る前の記憶が……。
 これは俺が『大人』になる物語。『記憶』『思い出』『青春』そして『大人』。
 俺や他の奴らが巻き起こす奇妙で数奇な日々の記録を、ここに記そうと思う。
 
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