戦争という概念が風化した、遠い未来の惑星Zi。

荒野を逃げ惑う14歳の純真な少女『ルー』と、純白の小型ウミサソリ型ゾイド『オズ』は、地球からある使命を帯びてこの星へやってきていた。
それは、かつて惑星Ziの大きな戦いを鎮めた“希望の力”で、争いのない世界を創ること。

だが、荒野で出会ったゾイドの採掘屋『ウィルキンス冒険団』や、地球技術の排斥を掲げる『獅子光教団』との死闘の中で、無垢な少女の理想は残酷な現実と衝突する。

そして、地球人が“希望”と呼んで送り込んだオズの正体。
それはかつて惑星Ziを滅亡の危機に追いやった凶戦士――真オーガノイド『デススティンガー』の幼体を、地球で養殖した『アースゾイド』だった。

狂信的な教団の教義、地球で歪められた惑星Ziの歴史、そして力の矛先を失った超巨大ゾイドたち。
未だ混迷を極めるZiの大地で、“地球の少女”と“凶戦士の末裔”が導き出す真の力の使い方とは。

※ゾイドの二次創作小説です。
※2025年10月にタカラトミー公式youtubeで公開されたショートアニメ、『ZOIDS BATTLE FILMS』の世界観を踏襲しています。公式な設定の提示はほとんどないため、おおよそバトルストーリーとアニメの両設定を取り入れた雰囲気をご想像ください。