無自覚激重感情持ち黒騎士くんVSメス堕ちしかけてるTS転生姫騎士ちゃんVS本編ヒロインの皆さん
ちゃんとしたあらすじ
「黒騎士くん」の世界にTS転生したオリ主が姫騎士と呼ばれ世間からメインヒロイン扱いされる話
なお本人的には満更でもないし黒騎士くん側も激重感情を抱えている模様
こういう話がみたいので誰か書いてください(土下座)
なお今回の特殊タグ祭りはほぼ全て原作からの
(作者にあんなもん作る技能は)ないです
マジで誰かこれの続き書いてくれ……!
「はぁ……今日もか……」
自宅のベッドに寝っ転がりながら開いたスマホの画面を見て、ワタシはため息を吐いた。
| お | レッド@戦隊ヒーロー @@AKARED_JCAKR | X月X日 |
#黒騎士くん
#面会
#という名の勧誘
今日も黒騎士くんのところにいってきまーす!
もうそろそろ私たちに心開いてくれてもいいのになー
| こ 127 | aaり3987a | ♡ 86529 | aaき a |
そこに映されていたのは、とあるSNSに上げられた一つの投稿。それはジャスティスクルセイダーという、この世界に蔓延る怪人を倒すために政府によって作られた組織の一員である少女の「黒騎士くん」なる人物との面会についての報告だった。
勘のいい読者諸君ならもうおわかりだろう。ここは前世のワタシがハマりにハマっていたWeb小説である「追加戦士になりたくない黒騎士くん」の世界なのである。怪人やら宇宙からの侵略者やらが跋扈する特撮じみた治安の世界に女としてTS転生してしまったワタシは、最近ついに原作が始まってしまったことを嘆いている……というわけではない。
問題なのはこっちだ。
| お | レッド@戦隊ヒーロー @@AKARED_JCAKR | X月X日 |
#黒騎士くん
#姫騎士ちゃん
#捜索中
あ、そういえば今日も黒騎士くんに姫騎士ちゃんについて聞かれたよ
今どこにいるんだろうね?
……私も会いたいなあ
| こ 87 | aaり2756a | ♡ 53856 | aaき a |
「いや怖いわ!明らかに殺意が隠しきれてないんだよ!」
さて、勘のい(以下略)だと思うが、この投稿における、というかこの世界において「姫騎士ちゃん」と呼ばれている存在の正体は、何を隠そうこのワタシである。
姫騎士。それは後に黒騎士と呼ばれる戦士とほぼ同時期に現れた、怪人に対抗する力を持ったもう一人の戦士の呼び名である。拳による肉体言語を主な攻撃手段とする黒騎士と違い、姫騎士は主に弓を用いた多彩な攻撃を行う戦闘スタイルが特徴で、その戦い方はどちらかといえばサポーター寄り。戦いを通じて育まれた黒騎士との関係は誰にも立ち入る隙がないほど濃密で、阿吽の呼吸と称するに相応しい連携を当たり前のように行うその姿から「
その証拠に「姫騎士ちゃんの正ヒロインムーブまとめ」なんてサムネのこんな動画まで上がっている。
ネット民よ、一つだけ聞きたい。ワタシがなにかしたか!?ワタシがしたことなんて、精々がなんか拾った変身アイテムが適合しちゃったせいでテンションが上がっちゃって黒騎士に加勢して怪人退治に参加しただけだぞ!?後はまあそのまま流れで黒騎士くんのサポート役になって最初期から一緒に戦ったり、黒騎士くんに少なからず好意的な感情を抱かれてるだけだ。うん、何も問題は……ありまくるな。
だってしょうがないじゃん!変身できるんだよ?カッコよくアクションできるんだよ?しかも推しと一緒に戦えるんだよ?そんなのもうやる以外の選択肢とかないようなもんでしょ。まあそのせいでわりと原作崩壊起こしかけてるんだけどね。
さっきのレッドの投稿もその一環だ。原作通りオメガとの最終決戦後に捕まった黒騎士くんは、
まあ、今後に起こる原作通りの怒涛の展開の連続な日々を送れば、ワタシのことなんてじきに忘れるだろう。ワタシももうよほどのことがなければ戦闘に参加する気はないし。というかもうこれ以上奇異の視線に晒されたくない。これでもワタシの性自認は男のままなのだ。間違ってもヒロインになどなりたくはない。
だから……
| お | レッド@戦隊ヒーロー @@AKARED_JCAKR | X月X日 |
#姫騎士ちゃん
#最後通牒
#という名の呼び出し
姫騎士ちゃん見ってるー?
今から黒騎士に私たちの本名教えちゃいまーす
いいのかな?自分より先に名前呼ばれちゃっていいのかな?
| こ 231 | aaり5579a | ♡ 99876 | aaき a |
| え | イエロー@戦隊ヒーロー @Huthu_JCYE | X月X日 |
返信先 レッド@戦隊ヒーロー活動中
姫騎士ちゃんより先に仲良くなっちゃってほんまにすまんなあ
| こ | aaりa | ♡5424 | aaき a |
| う | ブルー@戦隊ヒーロー @Rikei_JCBE | X月X日 |
返信先 レッド@戦隊ヒーロー活動中
姫騎士は黒騎士くんを返してほしくば大人しく投降しろ(^_^メ)
| こ | aaりa | ♡ 3719 | aaき a |
『姫……いつもみたいに助けてくれないか?』
「うぐぅ……!こんな動画見せられたって屈したりなんかしないからな……!」
ワタシは困り顔の黒騎士くん(生身)がコッテコテの悪人顔をしたレッドたちに武器を突きつけられながら助けを求める光景を歯を食いしばりながら画面越しに眺めつつ、そんな感想を漏らした。
| X月X日 |
返信先 レッド@戦隊ヒーロー活動中
ヒーローのピンチこそメインヒロインの出番よな
姫騎士ちゃん、動きます
| こ 57 | aaり483a | ♡ 6672 | aaき a |
| X月X日 |
返信先 レッド@戦隊ヒーロー活動中
あー大変だー
このままだと黒騎士くんがジャスクルのモノ()になってしまうぞー
| こ 76 | aaり4554a | ♡ 5628 | aaき a |
| X月X日 |
返信先 レッド@戦隊ヒーロー活動中
今頃姫騎士ちゃんヤキモチ焼きながらこれ見てる説
| こ 49 | aaり4554a | ♡ 5067 | aaき a |
「あーうるさい!ワタシは絶対助けになんか行かないしヤキモチも焼かないしそもそも黒騎士くんはワタシのものじゃないっての!」
別にワタシじゃない人と仲良くなっていくことに嫉妬なんてしないから。……しないもん。
この後自室でワタシと黒騎士くんの関係についてあることないこと書き込むネット民相手にめちゃくちゃ独り相撲した。
Side 黒騎士
ジャスティスクルセイダー本部の特別監視室の中でいつものようにレッドたちに囲まれていた俺は、ふと気になったことを聞いてみることにした。
「なあ、お前らのところに姫……じゃなくて『姫騎士』もいるのか?」
姫騎士。それは俺と同じように怪人と戦う力を持っていて、俺と共に戦い続けてきた戦友とでも呼ぶべき存在。あいつに助けられた回数は数え切れないし、あいつがいなかったら勝てなかった敵だっていた。
ワルモノとして暴れまわっていた俺にも、恩を返すべきだという考えくらいは残っている。あいつも捕まっているのなら、どうにかして助け出したいくらいは思っていたのだが……
「……姫騎士、ね」
「あー……少なくともここにはおらんよ?」
「目下捜索中。だけど行方がわからない」
「そ、そうか」
……なんかこいつら急にしおらしくなったな。触れちゃ駄目な話題だったか?
「……ねえ、カツミくん。カツミくんにとって、姫騎士ちゃんはどういう存在だったの?」
「……そうだな。あいつは一言で言うなら……わけがわからないやつだったな」
「……ん?」
俺の答えを聞いて、レッドが首を傾げる。
「どういうこと?だって姫騎士ちゃんってカツミくんの仲間だったんじゃないの?」
「あいつは別に仲間じゃないぞ。ただ怪人が出た場所に行ったらいつもいるからしょうがなく共闘してただけだ。……いや、正確にはあいつが勝手に俺を助けてくれてただけか」
いつも戦場で出会うあいつとの記憶を思い返す。あいつは基本的に意味のわからないことしか言ってこなかった。
『……助太刀する』
初めて会った時からそうだった。あいつは何も言わずに怪人の攻撃を弓で撃ち抜いて俺のことを守ってきた。
『礼はいらない。ワタシはただワタシがしたかったことをしただけ』
戦いが終わった後、あいつはただそれだけを言ってどこかに消えていった。ただやりたいことをし終わったから帰ったかのように。
『あなたはいつも一人で突っ込みすぎ。援護するこっちの身にもなってほしい』
一緒に戦う回数が多くなってきた頃、そんなことを言われた。勝手に援護してるのはそっちだろ、とかそんなの俺の勝手だろ、とか言いたいことは色々とあったが、あいつの圧に負けた俺はその場で大人しく頷いた。……その頃からだろうか。俺が無茶な特攻をやめたのは。
『ここで死ぬ気?』
『そうだ。止めるか?』
『別に。勝手にすればいい』
オメガとの戦いを終えて俺が死ぬためにジャスティスクルセイダーに戦いを挑もうとしていたちょうどその時、そんな会話をした。今思えば、あいつは一度も俺を否定しなかった。俺がワルモノであることについても、死ぬために戦い続けることについても。
本当にわけのわからないやつだった。何がしたかったのかも、なんで俺なんかを助けてくれたのかもわからない。その理由を聞く前に、あいつはどこかに消えてしまったのだから。
「……まあそうだな。また会えたらその理由くらいは聞いてみたいな」
そう話を締めくくる。すると黙って話を聞いていたレッドたちは俺に背を向けてなにやらこそこそと内緒話をし始めた。
「今のカツミくんの顔見た!?あれ絶対好きな人について語ってる人の顔だよ!?」
「カツミくんってあんな顔できるんやな……」
「あれはまずい。相手のヒロイン力がカンストしてる。53万どころの話じゃない」
「なに話してんだ?」
「い、いやーなんでもないよ?ただ姫騎士ちゃんってなんで戦ってたのかなあって」
なんで、か。言われてみればわからない。こいつらには平和を守る使命があった。俺にはワルモノとしての矜持があった。じゃああいつは?あいつが守りたかったものはなんだ?なんのために戦うことを選んだ?また聞きたいことが増えた。
「……また、会いたいな」
今度は戦場でじゃなく、ゆっくり話せる場所で。
俺のそんな独り言を聞き逃さなかったこいつらが、俺をダシに姫を呼び出す作戦を立てたのはまた別の話だ。
姫騎士ちゃん
原作における過去編で黒騎士の相棒兼メインヒロイン枠だったTS転生少女
推しへの感情が恋心に変化しつつあることに気が付いていない
メス堕ちまであと少し
黒騎士くん
無自覚の内に激重感情を抱えている
まあ一番荒れてた時期に味方してくれる人がいたらこうもなるよね、というノリです
多分記憶喪失になっても姫騎士ちゃんのことだけ覚えてる
衝動書きしたので多分その内消します
億が一意味わかんないくらいの評価が付いたら続きます
作者にはこれが限界なので、お願いですから誰か続きを書いてください
黒騎士くん二次でもいいですから