名も無き悪役令嬢に捧ぐ護唄〈リート〉
作者:

オリジナル:SF/戦記
タグ:R-15 残酷な描写 悪役令嬢 戦記 ロボット シリアス 女主人公
『意地悪な令嬢は処刑されて、王子様と英雄アリス様は無事結ばれました。めでたし、めでたし』

そんな結末の“物語”を、メイアは夢で見た。

舞台は人型兵器レイストが戦場を支配するカンティーナ大陸。イルガンティア王国の公爵令嬢メイアは、婚約者である王太子レオポルトに執着し、救国の英雄アリスを排除しようとした末に破滅する“悪役令嬢”だった。

幼き日にその結末を夢で見た彼女は、破滅を回避するため己を律し、誰からも称賛される理想の令嬢へと生まれ変わろうと努力していた。

だが夢と同じく、王国には戦争の影が迫っていた。

夢ならば滅亡の危機に晒されたこの国は最終的に“英雄アリス”によって救われる。しかし現実で英雄が現れるとは限らない。成長したメイアには護りたいものが増えていた。

「死にたくない。けれど、このままでは何も護れない」

ただ怯えて祈るだけの運命を拒んだメイアは、自ら戦場へ立つことを選ぶ。公爵令嬢としてではなく、一人の軍人として。レイストを駆り、国を、大切な者たちを守るために。

悪役令嬢は運命に抗い、戦場に舞い降りる。

そして、その先にあるものとは──

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