その一族はいかれていた。
 たった一人の祖先の無念を晴らすために魔術を研鑽し、魔法にすらいたりかねない実力を得ているにもかかわらず、根源の渦の到達を目指さず……。

 ただ一人、ただ一人の無念を晴らすために、ひたすら魔術を鍛え上げた。
 そしてあるとき、その一族の一人が偶然にも手にしてしまう。

 第四次聖杯戦争――血みどろの魔術師たちの戦いにして、多くの英霊が参戦する戦いに。

――さぁ、準備はいいか? こちらはとっくの昔にできている。
――何せおれたちは、始皇帝の時代からこの戦いを待ちわびていたのだから!

 これは、義侠としてではなく失敗した暗殺者として座に名を遺したアサシンを、妄執の果てに助け出そうとした、とある魔術師の物語。


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※注:第四次聖杯戦争と名を打っていますが、予定では某アサシンの活躍を描くzero。主人公の一族の秘密が暴かれるstaynight(予定ではHFルート)。そして、そして並行世界のstaynight主人公が、某アサシンとともに挑む人理修復――GrandOrderという三部構成です。

※注:某アサシンの愛ゆえに始まってしまった二次創作です。我がカルデア最古参の彼女を引き立てるためだけに書きました。ほかの英霊の活躍を期待されても多分できないので、そのあたりのことご了承のほどお願いします。
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