「行かないで!1人だと寂しいよ!!」
夕暮れの下、幼き少年は涙を流しながらこう叫んだ。しかしながら現実とは残酷なものでその声は目の前にいる少女に届くことはなかった。

「2人なら泣かないよね」
少年と少女の惨劇の少し前の事。少女2人は音を奏で、歌っていた。別れていても1人じゃない。だから決して泣かない。だから、だから…。

数年後。少年と少女は無事に再開して、赤い毛糸で結ばれる。
そうだと誰もが思っていた。けれどそれは夢物語でしかなかったのだ。





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