狂気に酔い、我欲を貪る。
 無念を弄び、無念に怯え続ける。
 深淵にあって、深淵の破壊者。
 彼を、人は畏れ、恨み、怨み、憎み、そして絶望する。

 “双頭の骸”

 “怨嗟(えんさ)慟哭(どうこく)

 “奈落の妖星”

 “死を喚ぶ妖星”

 “骸まとう龍”

 奪った命に囲まれて、彼は今日も、愉悦と苦悶に苛まれ続ける。
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