「祖には我が大師シュバインオーグ」

 1990年代中頃に行われた第四次聖杯戦争、その祭典優勝の最有力候補だったロード・エルメロイは参加を見送った。その代役として、とある少女が参加することにより正史は小さな歪みを生じ改変されていく。
 彼女の名前はリーゼロッテ・ロストノート。魔術師の名門出身でありながら、『人間』としての幸せを掴もうと足掻いた少女、後に引き起こされた第五次聖杯戦争の頃には特筆すべき記録は何一つ残されてはいない参加者だった。

 ここで語られるのはリーゼロッテが双槍の騎士と共に駆け抜けた、わずか二週間ばかりの物語。




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