古代。
 それは神や悪魔と人間が共存した時代。
 中世。
 それは唯一の神が君臨し、人々がそれに従っていた時代。
 近代。
 それは人間が科学を手にし、神を捨てた時代。
 
 盛者必衰。
 かつて世界を牛耳っていた教会の力も衰え、翳りを見せる。
 そんな信仰の失われた時代に一柱の神魔が目覚める。
 彼女の名はバアラト。
 その名を穢され、封印された女神である。
 
 彼女は望む。
 己の誇りを取り戻したい、と。

 彼女は出会う。
 名と国を奪われた王子、と。

 そして、彼は叶える。
 彼女の願いを。

 国、民族、思想、宗教、戦争。全てを利用して。
 これは一つの出会いが世界を巻き込み、現代へと至る物語。