翁神は思わず白目を剥いた。
蹂躙される畑。砂糖菓子のように破壊される民家。
気絶した孫のように思っている白い髪の少年を庇うように立つ翁神は、アルカナムを使用してでも怪物を倒すと決めーー思った。

『どうせアルカナム使って送還されるならちょっとズルしてもよくね?』と。

が、当たり前のようにそんな横暴は通らず天界に送還される直前、最後の悪あがきとばかりにほんの僅かな贈り物を少年に残しーー。
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