ジョゼ・ポーラ。
かつてフィオーレ王国のギルドにて妖精の尻尾との争い敗れたギルド。
ジョゼは、全責任を取り、地位も名誉も全て失い表舞台から消えた。
そんな、男のやり直しの話である。
老人は腰は曲がり、白髪の頭にやつれた顔。
この男こそ、ジョゼ・ポーラである。
妖精との抗争に敗北し、評議会に捕まり、長い間、牢へと繋がれていた。
数十年後、ジョゼは解放された。
だが、再起するには遅すぎた。
自信は衰え、世界も変わっている。
だが、男の目は諦めていなかった。
ある、魔法の秘術の存在を知り、残りの人生をその魔法に注いできた。
ただ、もう一度。
妖精の尻尾など、もうどうでもいい。
祖先からポーラ家に伝え引き継がれてきた、妖精の尻尾を滅ぼすこと。
今はもう、どうでもいい。
もう1度。
自分が表舞台に立つために。
新たな人生をやり直すために。
ジョゼは、描かれた魔方陣に呪文を唱える。
老人となったジョゼだが、魔力は健在。
そして、老人のジョゼの肩には、小さな光の妖精が語りかける。
「その失なわれた禁忌の魔法を使えば、君の望みは叶う。……そして、私の願いも」
老人ジョゼの隣には1人の女性。
「時を戻り、やり直す魔法。あなたを認めるわ……時の番人……時の魔女として」
時の管理者となり、時の番人となった女性。
「……光の妖精よ。本当によいのか?」
「大丈夫……君が私の依代を見つけてくれる」
ジョゼに失なわれた禁忌の魔法の存在を教えた、思念だけの存在。
ある願いを叶えるべくジョゼに協力する。
「お前も?本当によいのだな?」
老人ジョゼは、時の番人を見る。
「えぇ……わたしも……もう一度、あの時の人生をやり直したい…………別の存在になっても」
失なわれた禁忌の魔法。
【アナザーラストエイジス】
時を戻りやり直す魔法。
エクリプスの扉とは違う時を駆ける魔法。
時間を巻き戻しするのではなく。
時間をやり直す魔法。
3つの時をやり直す方法。
1つ目は、過去の自分に憑依してやり直す方法
2つ目は、過去にいる人ではない依代の人形に憑依してやり直す方法
3つ目は、過去の自分とは別人となり生きていく方法
ジョゼは1つ目を、光の妖精は2つ目を、時の番人は3つ目を選び、再びあの時間の世界へと。
そして、3人の魔力により、失なわれた禁忌の魔法は発動される。
【アナザーラストエイジス】
それぞれの願いを胸に新たな物語が始まる。
【我が名はジョゼ・ポーラ】
新しい世界が幕を開ける。
| 1話〜我が名はジョゼ・ポーラ〜 | |
| 2話~月神竜セレーネ~ | |
| 3話~月に照らされた契約~ | |
| 4話~太陽竜の力~ | |
| 5話~人間に戻れない竜~ | |
| 6話~アイリーン・ベルセリオン~ | |
| 7話~アイリーンの願い~ | |
| 8話~アイリーンの覚悟~ | |
| 9話~ローズマリー村~ | |
| 10話~ミストラル~ | |
| 11話~幼き日の記憶~ | |
| 12話~壊れた心~ |