自分を傲慢悪役貴族だと思い込んでいる一般平民、努力してない天才を演じるため死ぬほど努力する
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オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:R-15 残酷な描写 性転換 AI本文利用 主人公最強 ハーレム 魔術 努力 勘違い
 ウルスラグナ=ウースウーラは、名門貴族ウースウーラ家の血を引く、傲慢にして怠惰な天才――を自称している。

 努力するなど絶対にしない。魔術も剣術も「この程度できて当然」と圧倒的な実力を見せつけ、学園総合序列一位の実力をこれでもかと見せつける。そのあまりに傲慢な振る舞いから、周囲には「才能だけで頂点に立った嫌な貴族」として嫌われていた。

 だが、その実態はまるで違う。

 ラグナには、特別な才能など何一つない。

 魔術も剣術も平均以下。身体能力にも恵まれていない。それでも「偉大なるウースウーラの血を引く自分が弱いなど許されない」と信じ込み、人目を避けて狂ったように修行し、人体改造、危険技能、悪魔との契約にまで手を出して、どうにか学園一位まで這い上がっただけだった。

 しかも本人は、それだけ努力してなお「俺は怠惰だ」と本気で思っている。

 さらに致命的な勘違いが一つ。

 彼はウースウーラ家の実子ではない。

 元はスラムで生まれ、奴隷として売られた何の才能もない平民の子供。自殺しかけた幼い彼を救うため、養父がとっさに「実はお前は私の隠し子だ」と嘘をついただけなのである。

 そんなことなど露知らず、今日もラグナは思う。

「高貴なるウースウーラの血に恥じぬ働きをせねばならん」

 努力していない天才を演じるため、誰よりも努力する。

 これは、傲慢な悪役貴族を自称する一般平民による、盛大な勘違い学園ファンタジー