退屈な毎日に、少しだけ刺激が欲しかった。
――その軽い気持ちが、すべての始まりだった。

仕事帰りに立ち寄った公園で、黒須凪は“それ”を見てしまう。
人を喰らう化け物。そして、自分に迫る確実な死。

だが次の瞬間、月下に現れた少女がすべてを覆す。
人外の力で怪物を斬り伏せた彼女は、凪に問いかけた。

「どうして、結界の中に入れたんですか?」

本来、一般人は近づくことすらできないはずの場所。
それでも侵入できた理由――それは、凪自身すら知らない“何か”。

これは、普通だったはずの青年が、
異形と戦う世界へ巻き込まれていく物語。
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