輝かしいウマ娘達の活躍から数年。
1人のウマ娘が消えた。消された。また1人、また1人と繰り返して、そしてまた1人、消された。
それは栄光の為に。英雄の為に。伝説のために。記録のために。

けれどもし、その消されたウマ娘が生きていたら。

赦されざるはどちらか。正しきはどちらか。
殉教するは瑕疵の鹿毛、其れは果てにて足掻きし者。洒然として白玉よりも白き、罪無き者のみ通るが良い。赫焉として直ちに白日の白きに擬し、過去亡き者のみ追い抜くが良い。

―――サァサァ、このゲートより走り出す者共、一切の希望をポイしぃや。