先天性心疾患によって激しい運動を禁じられ、杖をつきながら生きてきた坂柳有栖。
高度育成高等学校でAクラスを率いる彼女は、知性だけを武器に弱さを覆い隠してきた。

だがある日、倒れたことをきっかけに、
「普通に歩ける可能性」がある新たな治療法を知らされる。
期待することすら怖れながらも、坂柳は少しずつ自分の身体と向き合い始める。

綾小路、一之瀬、ひより、龍園、須藤たちとの交流の中で、
彼女は初めて「支えられること」と「弱いまま進むこと」を知っていく。

そして豪雨と停電に包まれた夜、
坂柳有栖は、自分の足で未来へ進むための決断を下す――。

【挿絵表示】

※pixivにて同タイトルで投稿しています。
  序章 限界
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