『うちはマダラは異界の理すらも踊らせる』
作者:

原作:ファイナルファンタジーX
タグ:残酷な描写 憑依 クロスオーバー
第四次忍界大戦の果て、千手柱間の腕の中で目を閉じたはずの「うちはマダラ」。
だが、彼が次に目を覚ましたのは、見渡す限りの海に囲まれた、名もなき異界の無人島だった。

覚醒の際、マダラの中に流れ込んできたのは、己の精神世界に迷い込み、一瞬で噛み砕いた現代人の魂の記憶――『ファイナルファンタジーX』という名の、世界の運命を綴ったまやかしの知識。

時は、物語が始まる二年前。
まだ『シン』の真実も、エボンの欺瞞も知らず、ただ世界のために命を捧げる祈りを始めるビサイドの「従召喚士」の少女がいた。

全盛期の肉体と「うちはの団扇」を携え、マダラは冷酷に笑う。
未来の知識などという小細工は要らぬ。
偽りの安息、欺瞞の螺旋、世界の罰――神話の頂点たる男の前に立ち塞がるなら、そのすべてを力ずくで書き換えるまで。

「エボンのまやかし、世界の螺旋とやら……。この俺を、退屈させるなよ」

異界の理すらもその身に調和させ、うちはマダラの『新たなる乱舞』が今、静かに幕を開ける。


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