ある日、呪術廻戦の世界に生まれた少女は、術式の発現とともに前世の記憶を取り戻す。

自分に宿った術式は、あの『無為転変』かもしれない。

そして、彼女には前世から叶えたい願いがあった。

――フランドール・スカーレットになりたい。

姿も、力も、存在そのものも。
ただ憧れるだけだった少女になるため、彼女は自らの術式を研究し、知識を蓄え、呪術界へと足を踏み入れていく。

そのためなら、何を犠牲にするのか。

何を変え、何を手に入れるのか。

本人にとっては、ただ大好きな存在に近づくための道のりにすぎない。

これは、願いを叶えるために成長し続け、ついには自分自身を見失っていく少女の物語。