神様なんて信じちゃいない。
祈ったところで飯は出ないし、酒が湧いてくるわけでもない。そんなものを信じるくらいなら、自分の口八丁を信じた方がよっぽどマシだ。
そんな信念を持つ女、マキ。
かつて地上で詐欺師として生きていた彼女は、偶然出会った天才科学者に適当な説法を聞かせた結果、なぜか本物の救世主だと勘違いされ、挙げ句の果てに全身を改造されてしまった。
その名も『デウスエクスマキナ』。
機械じかけの神。
あらゆる探知や認識を欺く、世界にたった一体の特異な機体である。
それから長い年月が過ぎた。
ある時は天才研究者に天啓を与えたと勘違いされ、ある時は巨大宗教組織V.T.C.から聖女を騙る不届き者として追い回され、またある時は人類の敵であるヘレティックの食料を勝手に食い荒らす。
本人はただ、美味しいものを食べて、酒を飲んで、気楽に暮らしたいだけなのに。
どういうわけか、彼女の口から飛び出す適当な言葉は、いつも誰かの運命を大きく変えてしまう。
そして今日も、クリスタル地帯でひとりのヘレティックが絶叫する。
「だから! あんたの言う神様は全部嘘でしょーが!」
「あはは! 当たり前じゃない、私、詐欺師だもの!」
これは、神を信じない自称聖女が、嘘八百の説法と持ち前の図太さで、人類とニケとヘレティックの運命を知らず知らずのうちに掻き回していく物語。
もっとも、彼女自身に世界を救う気など、これっぽっちもないのだが。
――神は不在。されど、ペテン師は今日も笑う。
祈ったところで飯は出ないし、酒が湧いてくるわけでもない。そんなものを信じるくらいなら、自分の口八丁を信じた方がよっぽどマシだ。
そんな信念を持つ女、マキ。
かつて地上で詐欺師として生きていた彼女は、偶然出会った天才科学者に適当な説法を聞かせた結果、なぜか本物の救世主だと勘違いされ、挙げ句の果てに全身を改造されてしまった。
その名も『デウスエクスマキナ』。
機械じかけの神。
あらゆる探知や認識を欺く、世界にたった一体の特異な機体である。
それから長い年月が過ぎた。
ある時は天才研究者に天啓を与えたと勘違いされ、ある時は巨大宗教組織V.T.C.から聖女を騙る不届き者として追い回され、またある時は人類の敵であるヘレティックの食料を勝手に食い荒らす。
本人はただ、美味しいものを食べて、酒を飲んで、気楽に暮らしたいだけなのに。
どういうわけか、彼女の口から飛び出す適当な言葉は、いつも誰かの運命を大きく変えてしまう。
そして今日も、クリスタル地帯でひとりのヘレティックが絶叫する。
「だから! あんたの言う神様は全部嘘でしょーが!」
「あはは! 当たり前じゃない、私、詐欺師だもの!」
これは、神を信じない自称聖女が、嘘八百の説法と持ち前の図太さで、人類とニケとヘレティックの運命を知らず知らずのうちに掻き回していく物語。
もっとも、彼女自身に世界を救う気など、これっぽっちもないのだが。
――神は不在。されど、ペテン師は今日も笑う。