――数多の数奇な運命を紡ぎ合わせてなぞられた未来に至る可能性。
この物語はそんな無限大に広がる“可能性”の一つである。

原作主人公の遠山キンジがもしも神崎・H・アリアに出会うこと無く、一般校に転校したら?

アリアが別な“誰か”とパーティーを組んでいたら?

もしもそうだったとしたら、未来が変わっていたかもしれない。
“if”の可能性は誰もが考えた事があるだろう。
この物語は原作で遠山キンジとアリアが出会うこと無く過ぎた五年後の、新たな運命の糸が紡ぎ作り出した“一縷の未来の物語”にしか過ぎないのだから。

物語の始まりは“あれ”から五年後の初春。
低身長小動物系男子、極度の人見知りであがり症である主人公『武藤 龍輝(むとう りゅうき)』は武偵高が始まって以来の異例の転校生である。
その異例というのは去年までは一般校に通う普通の人物だったのだ。
不慮の事故で脳を負傷し、過去の記憶を失ってしまうが奇跡的に一命を取り留めたものの、女の子に性的な興奮を覚えると数秒先の“未来”が垣間見え、超人的な身体能力を発揮してしまう“変な特殊能力”が備わってしまった。
しかも、その能力の決定的な欠点は“異性に対して冷たくなる”のだ。
そのせいであらぬ誤解を招き、入院中も転校した後も友達が出来ずにいた。
彼は悩みに悩んでついにそのことを担当医に相談すると、担当医からその特殊能力は『ヒステリア・プロフェシー』と説明され、何故か有無を言わさず武偵高へ強制的に転校させられたのだ。
喧嘩すらしたことのないそんなひ弱な少年が編入することになったのは……。
生きて卒業出来る生徒は全体の97%と言われ、通称『明日無き学科』とも言われている強襲科(アサルト)だった。
登校初日、恐怖のあまり寝付けず、案の定寝坊してしまった彼は武偵高行きのバスに乗り遅れ、自転車で登校する事になるが……

『この自転車には爆弾がツイテヤガリマス』

座ったサドルの下からボカロの声でこんなセリフが。
死を覚悟したその時、通り抜けたビルの上から女の子が飛び降りて来た。
それがEarly Days(アーリーデイズ)と名付けられたこの物語の始まりだった。

※本作品のタイトル『緋弾のアリア-another If/early days』は2017年5月5日を持ちまして『another world If -early days-』に変更致しました!
  1st ballet.異例の転校生- irregular of a transfer student -
  1-22015年08月11日(火) 11:14()
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