何処にも居場所なんてなかった。
 だからこそ、少女は力を求めた。
 そうすれば居場所を作れると信じていた。

 しかし、少女が辿り着いた場所は楽園だった。
 楽園は少女に力を求めなかった。
 そこには少女が知らない平和があった。
 ただ組織に使われるだけだった彼女はそこで何を得て、何を失うのか。
 彼女の名前は織斑マドカ。

「みんないなくなればいいのに」

 ある日、天から降り注いだその声と共に現れた無人機のIS『ゴーレム』。
 その日、平和が終わりを告げた。


 この話は『ISのファフナー Siegfried and Brunhild』の前日譚になりますが、一夏たちは出てきません。

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