目に映るのは枯れてひび割れた地面に、2つに裂けた木々、一風吹けば文明が崩落した塵が周囲に舞い散る。
 空は鈍く重苦しい鉛色の雲が覆い、僅かに蠢くものがあるとするならば それは劣悪な環境化に適応したミュータントや生物兵器のみ。
 永い間、人の手による舗装されていないところどころ穴の開いた道路には、強アルカリ性の水溜りが文明の面影を残すアスファルトを溶かしていた。


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