その日、レイはひとりぼっちの子ぎつねに出会った。

「なんて事……まるでヘレン・ケラーじゃないの。目も視えず、耳も聞こえないなんて……」

 偶然の出会い。
 小さな孤独から始まった、二人の思い出。

「碇くん、わたしヘレンのお母さんになる――――」

 これは、ふたりで駆け抜けた、眩しい春の物語。


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