U.C.0093。
地球寒冷化作戦の最終段階として、ネオ・ジオンは小惑星アクシズを地球へ落下させようとしていた。
ロンド・ベルはこれを阻止すべく動くが、従来の戦力では決定打に欠けることも、また事実だった。

その裏で、
聞きなれない名前と、耳に馴染まない型式番号を持つ一機のMSが、
核ミサイルと共に、ロンド・ベルへと搬入されていた。

SO-000-CB ――オービタル・リーダー――
スターアラウンダーズ社という、名の知れぬ民間企業が製造したMS、
コロニー落とし対策として作り上げられたそれは、最終局面の戦場に投入されていた。
それが何であるのかを、正確に理解している者はいなかった。

一方、戦場ではシャア・アズナブル率いるネオ・ジオンが着実に布石を打ち、
ブライト・ノアの指揮のもと、アムロ・レイを擁するロンド・ベル本隊も、
避けられない最終決戦へと進んでいく。

誰もが知っている“アクシズ落下阻止作戦”。
だがその戦いの中に、
本来存在しないはずの要素が紛れ込む…。

その異物がどのような影響をもたらすのか――
それを知る者は、
この時点では、まだいなかった。