※この作品は全てAIによって生成されています。


人と種と工作機械を載せて地球を発った、ある播種船の記録が残っている。替え刃を何枚積んだかまで書いてある。着いた星の欄だけが空いている。

第四期大航海時代。遠藤鷹希(えんどう・まさき)は荷を運び、ときには宙賊を狩って航海費を稼ぎながら、昔の船の足跡をたどっている。副官は探査艦〈夏瑞(なつみずき)〉。補給港が途切れた先を見たくて鷹希が買い、何度も手を入れてきた愛船だ。近ごろでは船のほうにも見たい景色があって、帰り支度をする艦長に「もうひと回り」と頼んでくる。

ある朝、鷹希が箸をくわえたまま見下ろした月の谷に、灯がふたつともっていた。九秒おきに、女の声が同じことを尋ねてくる。

『明かりはいくつ見えますか』