いかで我 この世のほかの思ひでに
風をいとはで 花をながめむ
散りゆく世界の少し外れで、愛しい人を待っていた。
少し間があってから、その人が見え、朧げになってまた見えなくなった。
…それは、幻想だと分かっていた。
たが、花吹雪に紛れて見えなくなったその人を、いつまでもいつまでも待ち続けた。
例え、その人がまた生まれ生まれ生まれて、生の始めに暗くなり、
死に死に死に、死んで死の終わりに冥すとも、
自分はいつまでも待ち続けよう。
それを見届けるのもまた、きっと罪の償いになるだろうから。
【挿絵表示】
風をいとはで 花をながめむ
散りゆく世界の少し外れで、愛しい人を待っていた。
少し間があってから、その人が見え、朧げになってまた見えなくなった。
…それは、幻想だと分かっていた。
たが、花吹雪に紛れて見えなくなったその人を、いつまでもいつまでも待ち続けた。
例え、その人がまた生まれ生まれ生まれて、生の始めに暗くなり、
死に死に死に、死んで死の終わりに冥すとも、
自分はいつまでも待ち続けよう。
それを見届けるのもまた、きっと罪の償いになるだろうから。
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渇望の囹圄
- 森に潜みし神隠し (改)
- 花と蔓と夜 (改)
- 平穏よ、いずこ (改)
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彼岸、暁に染まり
- 葵と曼珠沙華 (改)
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夢散霧消
- 静かの霧橋
- 月光の街道
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朱殷色の迷路
- 緋に交われば緋くなる (改)
- 禁戯のラブリーダガー
- 例え夜が明けようとも (改)
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紅緋色の螺旋
- 色は匂えど散りぬるを (改)
- 叢雲、風、優しさ (改)
- 玉葛を抱く修羅
- 匂い起こせよ、よすがの花
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猩々緋の王冠
- 水晶の夢
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交差する迷夢と迷路
- 地に堕ちた天使
- 失われた過去の悪夢 (改)