今は昔、インターネット老人会の会員が未だキッズだったころ。
具体的には2000年代前半辺り、携帯は学生にまでは普及しておらず、音楽機器はMDが幅を利かせていた頃の話。
当然のことながら一般に流通しているPCは貧弱で動画を見れば『読み込み中です』が頻発し、クソ雑魚なネット回線ではネトゲすら覚束ない時代があったのです。

そんな、『レッドストーン』も『メイプルストーリー』もできないネット民の間では、定期更新型オンラインゲームが一世を風靡していました。
……え、してない? あくまでニッチ層にウケてただけ? そんなぁ……

……まぁ、とにかく。
泡沫のように生まれては消えていたフリーゲームの中に、ちょっとした怪作が存在していたのです。
その名を『エターナルデザイアー』と言いました。

桜の花弁、舞い散る血飛沫。
この島国に彼の秘剣を知る者はなく、また遺す術も同様に。
人に振るえど異形に振るえど、噴き上がるは連なる桜吹雪に変わりない。
ならば我が剣――――彼の秘剣、その最強たるを証し立てよう。
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