キヴォトスに数多存在する学園の長たち、それを束ねる連邦生徒会―――そして、大人であり教導者でもある先生は、頭を悩ませていた。

突如報告され始めた、『矢』に射抜かれたという被害。そして増加する、人智を超えた能力による犯罪。

救いの糸を求めた先生は、矯正局の囚人の一人である、『黒沢リンゴ』にたどり着く。彼女もまた、人にはない特殊な才能を持っていた。


その名を『スティッキィ・フィンガーズ』……リンゴ自身が「借り物」と呼ぶこの力で、彼女は何を為し、何を思うのか。
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