小さくて、真っ白で、よく食べ、よく逃げる。

地方から中央へやってきたシロハナビは、身長138cmの大逃げウマ娘。

最初から大きく飛び出して、最後に差されて悔しがる。
時にはそのまま逃げ切って、誰より喜ぶ。

本人は次こそ勝ちたいだけなのに、昔の写真まで探され、大食いが話題になり、レースに出ない間も応援が増えていく。

「負けてるんですけどね」

そう言いながら、小さな白いウマ娘は今日も先頭を走る。