前年は激動だった。
 第七機関との出会い、ルナ・アタック、フロンティア事変、IS学園への度重なる襲撃、魔法少女事変、風鳴事変、異世界事変と長い闘いを乗り越えた遠山銀次。
 彼は暁零菜、マリア・カデンツァヴナ・イヴを血の伴侶にし、第七機関研究所所長の座に就くことになった。
 これは新年が明けてしばらくした銀次たちの日常を描く物語。

銀次「ゆったり見てくれると楽かもしれません。銀魂みたいな感じを目指して書いているので。軽く設定を紹介します」

遠山銀次:本作の主人公。遠山キンジとノエル=ヴァーミリオンの息子。元は人間だが、過去にある戦いで致命傷を受け、零菜によって吸血鬼になった。スケベな性格だが、仕事はかなり真面目に率なくこなす。剣巫と武偵の二足の草鞋を履きながら、ムラクモ『銀翼』の装者でもある。あらゆる武術と魔術を習得している。

暁零菜:ヒロインの一人。第四真祖、暁古城と姫柊雪菜の娘で、第二世代の吸血鬼である。銀次の幼馴染であり、彼に好意を抱いている。銀次からは姉弟子として見られることが多かったが、多くの戦いを経て血の伴侶となってからはアプローチが激しくなる。異世界事変で聖隷シルバを使役したままになっており、息子のように可愛がる。得意技は槍術と体術だが、聖隷術と神依も行使することが可能である。

マリア・カデンツァヴナ・イヴ:ヒロインの一人。フロンティア事変を起こしたが、米国政府の失墜と国連による情報操作で英雄扱いされる。魔法少女事変の際、ニューによって致命傷を受け、ウェルの秘薬によって、銀次と同じ性質の吸血鬼になる。彼を想う力が強く、その結果LiNKERの量産を成功させる。そのまま異世界事変で銀翼を稼働させるために自身の血を吸わせた。終息後に、銀次の血の伴侶と第七機関研究所の秘書に就く。シンフォギアの装者であり、ガングニール→アガートラーム。

シルバ:異世界ウェイストガンドの聖隷。一号と呼ばれていたが、零菜と銀次によって心が生まれ、零菜を器にして彼女をサポートした。事件の終息後に零菜を器にしたまま銀次たちの世界へ渡る。銀次と零菜たちから可愛がられている。

暁の帝国:第四真祖が治めた独立した国家。

第七機関研究所:表向きは、医療や最先端技術の管理部署であるが、ムラクモの試作、ISの研究、戦闘訓練などが秘密裏に行われている。

ムラクモ:ISとシンフォギアのデータを用いて動く戦闘兵器。
  第七機関研究所
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