「お気の毒ですが、あなたは殺処分の対象に選ばれました」


 青く晴れ渡る夏空の日、世界が、あなたを否定した。


 時は2113年。
 人工知能が世を支配して、久しく歳月が流転した頃のこと。
 地球人口1憶人は、『不要な人間を間引くシステム』の下、今日も笑顔で箱庭を生きていた。

 死を前に家畜でいられなくなったあなたは、必死に藻掻き暴れる。
 けれど、逃げ場はない。
 あなたが安寧を手にする方法はただ1つ、人工知能をぶっ壊すことだ。


──その能面みたいな面立ちに、鉄拳を叩き込んでやれ。


 これは、『規格外』とされたあなたが命一杯、世界へ抗い続けた足跡です。
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ