とはいえ、特別な力があるわけでもなければ、大きな使命があるわけでもない。
実家の洋装店を手伝いながら、ごく普通に二度目の人生を送っていた。
そんな拓海が迎えた中学校の入学式。
新しい教室、新しいクラスメイト。
そして、偶然隣の席になった少女の名前は――南ことり。
前世で大好きだった『ラブライブ!』。
その中でも、一番の推しだった女の子。
画面の向こうにいたはずの“推し”が、今はすぐ隣に座っている。
これは、そんな偶然から始まった水瀬拓海と南ことりの物語。
隣の席から始まった二人は、同じ時間を過ごし、同じ趣味を楽しみ、少しずつ互いにとって特別な存在になっていく。
そしていつか、拓海の知る『ラブライブ!』の物語が始まる。