近衛竜彦はひとりシルバーウィークを利用し、とある館に来ていた。
椛館という、かつて連続殺人事件があったと言われている館である。
そこには怖いもの見たさで、近衛の他に5人の客が宿泊していた。
彼らと意気投合し、楽しい休暇となるはずだったが、翌日の朝に近衛たちは遺体を発見してしまう。
宿泊客のひとり、一ノ瀬ゆかりが探偵ということを知り、さっそく事件の解決に挑むが……。


「この事件の犯人はきっと相当なバカだね。わたしが探偵だということも知らずに殺人を犯すなんて!」
「え、探偵? あなたが?」
「意外そうな顔をするのも無理はないよ、近衛クン。探偵は事件が起きるまで素性を明かさないものだからね!」
「いや、そうじゃなくて。あなたみたいな頭の悪そうなロリッ娘が探偵なことにびっくりしているんですよ」
「ずいぶんと失礼だな、キミ! こう見えても20代後半だぞ!!」
「年上なのかよ! っていうか、探偵って言っちゃっていいんですか? 頭のいい犯人なら真っ先に狙ってきそうな気がするんですけど……」
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