この海軍の者は皆、ヒトとして生きる選択肢を与えられなかった。
畜生の耳や尾を持つ彼女らは民にとって、ヒトに劣る存在とされ、生まれたその瞬間から忌み子であった。皮肉にも、動物の身体を持つ彼女らは兵器としての適正が高く、戦場で『消費』する理由として都合が良かった。
これは物心がつくかつかないかの境目から兵器として生きるしかなかった幼女の、小さな瞳から見た母国の姿と、戦争のお話である。
畜生の耳や尾を持つ彼女らは民にとって、ヒトに劣る存在とされ、生まれたその瞬間から忌み子であった。皮肉にも、動物の身体を持つ彼女らは兵器としての適正が高く、戦場で『消費』する理由として都合が良かった。
これは物心がつくかつかないかの境目から兵器として生きるしかなかった幼女の、小さな瞳から見た母国の姿と、戦争のお話である。
| 如月の世界が変わった日 | |
| 毛皮のミミと鬼のツノ | |
| 睦み合う月日のために(1) | |
| 睦み合う月日のために(2) | |
| 砲撃演習(1) | |
| 砲撃演習(2) | |
| 弱肉強食と強者の理 | |
| 迷子の海に鳴る鈴の音 | |
| 実戦 -馬蹄の島で- | |
| 異国 | |
| ケージの中の煩悶(1) | |
| ケージの中の煩悶(2) | |
| 幕間 陰の翼 | |
| 開戦の狼煙 | |
| 『聖域』方面偵察作戦(1) | |
| 『聖域』方面偵察作戦(2) | |
| 小さな戦争、小さな終戦 | |
| 如月が見た桜の旗の下で | |
| あとがきに寄せて |