人里の中心から少し外れたところで姉弟の言い合いが聞こえる。
片方は大きな荷物を背負って
片方はその荷物を背負う背中を追って
「待って!待ってよお姉ちゃん!行っちゃやだよ!」
「 いやだぜ!私はここを出て行く!止めたって無駄だぜ」
泣きながら訴える少年をよそに少女は踵を返し去って行く。
「お姉ちゃん…待ってよ…」
幼き少年は夕陽で黄金色に輝く姉の髪を、小さくなって行く背中を、ただただ見つめることしか出来なかった。
片方は大きな荷物を背負って
片方はその荷物を背負う背中を追って
「待って!待ってよお姉ちゃん!行っちゃやだよ!」
「 いやだぜ!私はここを出て行く!止めたって無駄だぜ」
泣きながら訴える少年をよそに少女は踵を返し去って行く。
「お姉ちゃん…待ってよ…」
幼き少年は夕陽で黄金色に輝く姉の髪を、小さくなって行く背中を、ただただ見つめることしか出来なかった。