生きる者の想いがやがて呪いになってしまう、そんな世界。
 神話に謳われる王リューファスは、終焉の龍と相討ち、その物語は幕を閉じたはずだった。

 だが、施された石化の封印は、600年の時を超えて、王を蘇生させた。
 望まぬ復活。目に映るのは、滅びた母国、そして想像を超えた文明と価値観を持つ人々の姿。そして、愛する者たちの不在。失われた時の中で、いったい何が起こったのか。
 
 介添え人と共に、亡国の王は結末の果てを巡礼する。
 愛する妻や子らに降りかかった運命と向き合うために。それは果たすべき、きっと最後の使命。

「あなたを嘘つきにはさせないわ」
「託されたものは、必ず――」

 想いが世界を蝕もうとも、それでも世界から目は逸らさない。なぜなら、己がそう決めたからだ。

※なろう小説、ハーメルン、ノベルアップ、カクヨムに投稿中


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