追放の真意〜そんなものは無かったが、仲間も敵も王族も、みんな勝手に深読みしてくる〜
作者:目下−1
オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:勘違い 追放 コメディ ファンタジー 自業自得 クソボケ 脳筋
一章20話まで予約投稿済み。毎日19:00更新です。
「今日を以て君をこのパーティから追放する」
少壮気鋭の探索者パーティ『暁と黄昏』。リーダーのエイル・エルシディアは、ある夕暮れ、補助魔術師のルシアにそう告げた。
本当は彼女に合った別のパーティへ移籍させる話だった。紹介状も用意してあった。
──肝心のそれを、渡し忘れた。
泣きながら去った元仲間を捜すうちに、国宝の盗難、正体不明の義賊、影の犯罪組織と、厄介事ばかりが転がり込んでくる。思いつきで動き、出任せを言い、偶然に偶然を重ねるうちに、なぜか全てが正解になっていく。
人は彼を『先見』と呼ぶ。盤面を読み切り、未来を見通す男だと。
仲間は「何か考えがあるのだろう」と頷き、敵は「全て読まれていた」と戦慄し、王族は「惚けおって」と眉を顰める。
しかし、本人だけが知っている。何も考えてなどいない。全部たまたまだ。
──でも折角なので黙っておく。リーダーの威厳の為にも。
「今日を以て君をこのパーティから追放する」
少壮気鋭の探索者パーティ『暁と黄昏』。リーダーのエイル・エルシディアは、ある夕暮れ、補助魔術師のルシアにそう告げた。
本当は彼女に合った別のパーティへ移籍させる話だった。紹介状も用意してあった。
──肝心のそれを、渡し忘れた。
泣きながら去った元仲間を捜すうちに、国宝の盗難、正体不明の義賊、影の犯罪組織と、厄介事ばかりが転がり込んでくる。思いつきで動き、出任せを言い、偶然に偶然を重ねるうちに、なぜか全てが正解になっていく。
人は彼を『先見』と呼ぶ。盤面を読み切り、未来を見通す男だと。
仲間は「何か考えがあるのだろう」と頷き、敵は「全て読まれていた」と戦慄し、王族は「惚けおって」と眉を顰める。
しかし、本人だけが知っている。何も考えてなどいない。全部たまたまだ。
──でも折角なので黙っておく。リーダーの威厳の為にも。