少年マルクには魂がない。

 誰かを愛しても、誰かに愛されても、何も生まれないはずだった存在。

 そんな少年が招かれたのは、世界を支配する怪物たちの集う夜会《サロン》。

 太陽の頭を持つ異形。
 ナルシストな死神ストリーマー。
 人類の父を名乗る大男。
 満月の夜だけ人間になる狼男。
 全てを見届けるバーテンダー。
 そして、少年へ歪んだ愛を囁く少女。

 誰もが恐れる支配者たちは、なぜか魂なき少年に執着していた。

 七つ目の席は、今もなお空席。

 古代文明の遺物が眠る都市で、怪物たちの愛と狂気が交錯する。

 これは、空っぽだった少年が“何か”を手に入れる物語。

※カクヨムにも掲載しています
https://kakuyomu.jp/works/2912051600898576165