天王寺恒星は、他者から視られる自分の姿を知っている。

平行視。
そう名付けられた特異感覚――もとい副作用を持つ彼女は、自分を観測する他者の視界を視てしまう。極めて特殊な感覚を持つ女であった。

彼女の始まりは、地獄の侵攻が始まるその前。

――彼女の姿を見る、迅悠一の視点を識ってしまった。その瞬間であった。


※本作品はワートリ杯の参加作品となっております
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