1.62m/s^2、これが月の重力加速度。
地球を飛び出した人類は結局、変われなかった。
鎧が宇宙服になり騎士の剣が光線銃に変わっても、なお互いに武器を捨てられずに居る。
効率的に害する獲物を手にして今日も白銀の砂漠で互いに陣地の色を塗っていた。
そんな人類の私は月面基地に勤務している。
なんにも成し遂げられなかった私でもきっと何かが変わると信じて。
地球を飛び出した人類は結局、変われなかった。
鎧が宇宙服になり騎士の剣が光線銃に変わっても、なお互いに武器を捨てられずに居る。
効率的に害する獲物を手にして今日も白銀の砂漠で互いに陣地の色を塗っていた。
そんな人類の私は月面基地に勤務している。
なんにも成し遂げられなかった私でもきっと何かが変わると信じて。
| 君と私、青い星と白い星 | |
| 通常業務 | |
| 対空戦闘 | |
| 約38万km先の君 | |
| 嵐の前の静けさ | |
| 地獄への旅路 | |
| 戦場の霧 | |
| 変わらぬ景色、いつもの道具、慣れた作業 | |
| 終点 | |
| 踵返して、エアロックを抜けて | |
| 静かの地 | |
| 浮上 | |
| 私とお兄ちゃん | |
| 約38万km先のお兄ちゃん | |
| 失ったもの、残ったもの | |
| 再会 | |
| 八月、終点、夏空、後悔と嘘 | |
| 宇宙(そら)の旅人、或いは私の大切な人 | |
| いつか来る人生最期の日 | |
| ちいさな貴方 | |
| 湿った空気と過塩素酸カリウムの星 | |
| 夕闇、雨音、記憶の君 | |