深海棲艦との戦いが続く世界。

艦娘への適性を持つ者を募る知らせを目にし、一人の女が志願した。

彼女が適合した艦は――加賀型戦艦二番艦、土佐。

かつて完成することなく、戦うこともなく、その生涯を終えた未成戦艦。

その記憶など、あるはずもない。

それでも艤装を得て海を前にしたとき、彼女の胸には確かな感覚があった。

――ようやく、海へ出られる。

――ようやく、戦える。

戦艦土佐。

今度は艦娘として、その海を往く。


立ち絵:
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鎮守府見取り図:
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