【本編あらすじ】

世界には、常に二つの種が在る。それは弱者と強者だ。

弱者とは何か。『喰われる者』だ。喰われ、呑まれ、壊されて凋落する者だ。
強者とは何か。『喰う者』だ。貪り、嚥下し、砕いて簒奪する者だ。

──────例えば。
現在の世で最も影響力のある者を上述の意に当てはめるのだとしたら────前者は人類。後者はガストレア。

地上の絶対なる支配者であった筈の人類の地位は、突如出現した未知のウイルス性寄生生物により完膚なきまでに失墜した。
世の大半が戦火に包まれ、嘗ての栄華は泥の中へ沈んで消える。

それでも、未だ人類は終わらない。
彼らの築き上げてきた無数の歴史が。これから紡がれる数多の未来が。終わらせてはならないと激昂する。


さあ、数千年の時を経て、再び人類史が天秤にかけられた。
───果たして、ヒトは真の強者(捕食者)か。或は墜ちた弱者(被食者)か。



【過去編あらすじ】

 ────とある母親は、己の子に銃を向ける少年を、こう罵倒した。
『何でよ!何で生きてるのに殺すのよ!その子をあんな化物と一緒にしないでよッ!』
 ────少年は答える。
 もうすぐ、その化物になっちまうからだよ。

 銃声。

 ────とある男は、己の恋人に銃を向ける少年へ、こう嘆願した。
『止めてくれッ!お願いだ!俺ならどうなってもいい!だから頼むッ、殺さないでくれぇ!』
 ────少年は答える。
 放っておいたら、どうにかなるのはテメェだけじゃねぇだろ。

 銃声。

 とある少女は、己に向かって銃を向ける少年へ、こう問いかけた。
『私を、殺すの?』
 ────少年は答える。
 ああ…ごめんな。

 銃声。

 銃声、銃声、銃声。
 その数だけ、屍が増える。決して消えぬ残響が鼓膜にこびりつく。決して癒えぬ創傷が精神を蝕む。
 少年よ、その罪を指折り数えろ。
 ────果たして、お前は怪物と人間、どちらを多く殺した?

【※注:過去編閲覧は本編最新話読了後、もしくは本編二章読了後推奨です。】


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※9話の改訂、終了しました。【18/3/21更新済み】
※10~16話の改訂、終了しました。【18/7/7更新済み】
※17~23話の改訂、終了しました。【18/9/30更新済み】
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