その世界で数年にわたって繰り返されていた戦争の名は、『フロンラット大戦』。
 多くの屍が積み重なってなお終わりの見えなかったその戦いは、一人の人間『猟犬』の存在によって大きな転機を迎えることとなる。
 幾多の戦場を駆け、血に染まり、己の意思を排して進むその姿は、与えられた名の通り“兵器”そのものだった。

 これは、後に多くの人々に語り継がれることになる、偽りのない猟犬の記録と、その物語である。