最強の戦闘ロボットと13歳の少女が出会う。その頃、戦争も国境もなくなったはずの世界で、狂った天才科学者の静かな野望が萌芽していた....

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フラッシュゲーム「ガンボット」に着想を得た小説。

以前「ガンボット」というゲームがありました。時代遅れのカウボーイハットをかぶったロボットが、おぞましくもどこか間抜けで愛嬌のあるミュータントたちを撃ちまくるという、ただそれだけのゲーム。このゲームをやったことのある人もない人も、ぜひお楽しみください。

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西暦2049年。世界平和条約により戦争がなくなり、すべての国境が廃止された世界。

米国アリゾナの小さな町に住む少女ハツミは、ある夜父親と喧嘩をして家出する。

そのころ巷では「頭はワニで体は人間」のワニ人間が出没し人をさらうという噂でもちきりだった。友人の家に向かう途中で寂れた街はずれを通りがかったハツミはそのワニ人間に遭遇し誘拐されそうになる。そこに現れたのは、カウボーイハットをかぶり季節外れのトレンチコートを着た奇妙な男。

男は、ワニ人間たちを銃で撃ち倒しハツミを助けた。だが礼を言おうとしてそいつの顔を見るとノッツペラボーの強化ガラス製。体は機械でできていた。

「俺のことはガンボットと呼んでくれ」そいつは自己紹介した。

翌朝ガンボットと一緒に街に戻ったハツミは家にたどりつく前にバリケードに阻まれてしまう。ワニ人間の大量発生により政府が国境線を復帰させたのだ。警官はどうしてもハツミを通してくれない。

「どうしよう。これじゃ家に帰れないよ」

「俺に考えがある。一緒に来るか?」 そこからハツミの思いがけない大冒険が始まった!
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