『百獣のカイドウ、化猫の宿で居候になる 』
作者:パスカルDX
原作:FAIRY TAIL
タグ:残酷な描写 アンチ・ヘイト クロスオーバー カイドウ 百獣 若返り ONE PIECE オリキャラ有り
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ワノ国の空を割り、大地を揺らした麦わらのルフィとの最終決戦。
百獣海賊団総督にして、陸海空に生きる者の中で最強と呼ばれた男――百獣のカイドウは、覚醒したルフィの巨大な拳によって地の底へと叩き落とされた。
だが、カイドウが落ちていった先は、ワノ国の地下にあるマグマ溜まりではなかった。
時空の歪みに呑み込まれたカイドウは、見知らぬ世界――アースランドへと転移してしまう。
そしてフィオーレ王国の辺境に存在する魔導士ギルド《化猫の宿》の建物へ、巨大な青龍の姿で真っ逆さまに墜落した。
「敵襲ですか!?」
「違うわ、ウェンディ! たぶん空から落ちてきただけよ!」
「空から龍が落ちてくること自体がおかしいですよ!」
カイドウを発見したのは、天空の滅竜魔導士ウェンディ・マーベルと、白いエクシードのシャルルだった。
全身に大怪我を負いながらも、常識外れの生命力で生きていたカイドウ。ウェンディは恐怖に震えながらも彼を見捨てられず、治癒魔法を施す。
ところが、異世界転移の影響とウェンディの天空魔法が奇妙に作用し、カイドウの肉体に異変が起こった。
目を覚ましたカイドウは、長い髭を蓄えた巨漢ではなくなっていた。
黒い長髪に鋭い眼光、鍛え上げられた肉体を持つ、二十代ほどの若者へと若返っていたのである。
力の大部分を失い、部下も武器も酒もない。
そのうえ自分がいた世界へ戻る方法も分からない。
そんなカイドウに、化猫の宿のマスターであるローバウルは笑顔で告げる。
「行く場所がないなら、しばらくここに泊まっていけばよい」
「ウォロロロロ……このおれを飼うつもりか、ジジイ」
「客としてもてなすだけじゃ。もっとも、壊した屋根の修理代は働いて返してもらうがのう」
こうして元四皇カイドウは、化猫の宿の客兼、雑用係として暮らすことになった。
しかし、カイドウに普通の仕事ができるはずもない。
薪割りを頼めば森まで割り、畑を耕せば地面を峡谷に変え、酒場の用心棒を任せれば客が一人も入ってこない。
皿洗いでは皿を握り潰し、料理では炎の息を吐いて厨房を消し炭にする。
一方、ウェンディは見た目こそ恐ろしいカイドウにも臆することなく世話を焼き、酒を飲み過ぎれば本気で叱り、怪我をすれば治療を続ける。
【挿絵表示】
- 第1話 最強生物、空から宿へ落ちる (改)
- 第2話 四皇、皿を洗う
- 第3話 四皇、魔導士と間違われる
- 第4話 四皇、護衛任務で護衛される (改)
- 第5話 雷竜と青龍、村の上空で喧嘩する
- 第6話 最強生物、少女と買い物へ行く
- 第7話 最強生物、親バカになる (改)
- 第8話 最強生物、娘の一日を監視する
- 第9話 最強生物、妖精の尻尾へ手紙を届ける
- 第10話 最強生物、娘の連合軍参加を断固拒否する (改)
- 第11話 最強生物、連合軍の美しすぎる指揮官を警戒する (改)
- 第12話 最強生物、娘を見送れない
- 第13話 最強生物、遠ざかる気配に違和感を覚える
- 第14話 最強生物、呼ばれた父親は空から来る
- 第15話 最強生物、連合軍の臨時護衛に任命される
- 第16話 最強生物、記憶を失った男と赤髪の剣士を見守る
- 第17話 天空の少女、同じ顔の違う人を思い出す
- 第18話 記憶なき男、ニルヴァーナへの道を指し示す
- 第19話 最強生物、帰る場所の異変に怒る
- 第20話 最強生物、消える家族に「勝手にいなくなるな」と告げる
- 第21話 最強生物、家族を背負って聖地へ向かう
- 第22話 最強生物、六魔将軍を相手に無双する