無職転生 ~愚弟の兄は全身鎧の剣士~
作者:

原作:無職転生
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 転生 AI本文利用 勘違い
前世の記憶を持ったまま、『無職転生』の世界に転生した少年、アルベルト・グレイラット。

彼はあのルーデウス・グレイラットの実の兄であり、この世界の未来をある程度知る転生者だった。

しかし、彼には世界を救う使命も、歴史を変える壮大な野望もない。

「剣士ってかっこいいよな。あと、鎧って最高だよな!」

そんな軽い理由から剣術を学び始め、やがて全身鎧を身にまとった剣士を目指すことになる。

面倒くさがりで、できることなら楽をしたい。強敵と戦うのは怖いし、痛い思いだってしたくない。訓練中に考えることといえば、飯のことや早く終わらないかということばかり。

ところが、本人のそんな思惑とは裏腹に、周囲の人々は彼の何気ない行動に深い意味を見いだしていく。

無駄のない動きは洗練された戦闘理論と誤解され、鎧を着込む姿は揺るぎない信念の表れと称賛される。そして、本人がただ「かっこいいから」と選んだ道は、いつしか周囲から畏怖される剣士への道へと変わっていった。

もちろん、アルベルト自身にそんな自覚はない。

これは、最強を目指しているようで実はそこまで深く考えていない男が、地道な鍛錬で本当に強くなりながら、周囲の勘違いを積み重ねていく物語。

全身鎧の長男は、今日も自分のペースで剣を振るう。

――なお、鎧は重いし、暑いし、脱ぐのも面倒くさい。