人類が地下都市アークへと追いやられ、地上を機械生命体ラプチャーに支配された世界。

 人類の存亡を懸け、女性型ヒューマノイドたち――ニケは今日も地上で戦い続けていた。

 そんな世界に、一人の異質な人間が現れる。名は、アダム・ロバート。

 アークに聳える三大企業に劣らない巨大企業‘ROBERTS INDUSTRIES’を率いる若き天才発明家であり、技術者。彼はある偶然から手にした未知の技術的遺産をきっかけに、独自の動力炉と人間用の戦闘装甲を開発する。

 その目的は、純粋な技術的探究心。そして、人間の力でラプチャーに立ち向かうという、無謀とも思える挑戦だった。
 やがて地上での調査を続ける彼は、ラプチリオンとの出会いや、傷つき見捨てられた一人のニケを救った経験を通じて、人類とニケを取り巻く現実を知っていく。

 この時点で彼はまだ英雄ではない。だが、やがて自らをこう名乗ることになる。

「僕が『アイアンマン』だ」

 勝利の女神たちが戦う世界に、今度は彼女たちを守ろうとする一人の鋼鉄の男が現れた。これは、鋼鉄をまとった人間と、鋼鉄の身体に心を宿す少女たちが織りなす、新たな勝利の物語。