黒衣の火防女――それはかつて、北の小国ボーレタリアを色の無い霧が包み込んだ時、世界を救った勇者を支え、古の獣を眠りへと導いた女性。

 そんな彼女だが、彼女自身にも夢や希望はあった。しかしそれ以前に火防女という宿命があった。

 そうやって心を殺し、夢や希望を諦めながら眠りについた彼女なのだが、どういう訳か北の不死院にて目を覚ました。

 「あれ? 私が最後に寝たのってボーレタリア王国だったような……?」

 そんな疑問もどこ吹く風。理由は分からずとも、自分が宿命から解放されたことは分かる。<かぼたん>は自分のために生きていくことを決意するのだった。

 ヨイヤサ作品10作目リメイク テーマは『かぼたんが行くロードランハートフル物語』
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