ぼくは北欧の勇者システムを使うただ一人の男の勇者だ。"記憶に付いて離れない過去のあの子"によく似た郡千景さんを助けたいと思った。

みんなを誰一人死なせたくなくて、失いたくなくて、死だけは駄目だとだめだ死はだめだしは絶望ごみやめろふざけ守る守れないそんなことはない死ぬなししししシシシ唇を噛み切る。

それから勇者たちと共に人類を脅かすバーテックスと戦っていった。けれどぼくは力不足の現状に納得していなかったんだ。
そして、諏訪に訪れた時、通信機越しにしか話したことのない諏訪で一人戦っていた勇者の女の子の最後を実感し、思い知らされた時、転機が訪れる。
そうしてぼくは、なりふり構わず壊れた暴走特急のように前にだけ進んでいた。

たとえすべてなくしたとしても、約束は守る。

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