──現代のとある場所にひっそりと佇む閑静な神社。
 そこには過去に起こったことを記した膨大な量の日記がある。
 どこかの誰かが、過去に何を見て、何を聞き、何を思い、何を勇気付け、何と出会い、何を愛し、どんな人生を歩んだのか。
 それをただ紐解く物語──。








「雪輝さまー。何書いてるんすかー?」
「ん? この日記にあらすじをつけるならどんな風になるのかな? って思って」




 ──────────もう、彼はいない。


X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ