「ねぇ、ひろくん! 一緒に勉強、しよ?」

俺——篠島宏樹には幼馴染がいる。東川祐奈。勉強も運動も俺の遥か上を行く天才美少女だ。
そんな彼女は、何かと理由をつけて俺の部屋に入り浸ってくる。

羨ましい?
そんなことはない。だって、彼女には俺の前でしか見せない裏の顔があるのだから。

「私、未来人だよ!」

幼馴染の東川祐奈はいつもそう言う。高校生にもなって未だに中二病が治っていないというちょっと残念な一面。当然、そんな与太話は信じていない。

でも、彼女は知っている。かくれんぼの隠れ場所も、隠していた漫画の在処も、そして——俺に迫っているという「死の運命」のことも。

逆に、俺は知らなかった。
彼女が本当に未来からやってきたことを。
そして、その目的が——「絶対に、今度こそは君を——」という、切実すぎる願いによるものだということを。
何一つとして、知らなかった。

これは、運命に抗うタイムリープ系幼馴染とのちょっと切ない青春ラブコメディ。


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